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『ツナグ』 [感想@ 2014年まで]

ツナグ(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD





『ツナグ』


   ’12 日  /  129min.

   監督: 平川雄一朗

   原作: 辻村深月





「あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか?」



死んだ者と生きる者の再会を
仲介する使者(ツナグ)・・・
半ば都市伝説のような存在。

『ツナグ』に依頼すれば、人生に一度だけ、
死者と再会させてくれるという。
ただし、死者も、一度だけしか
生者に会うことは叶わない。
断る権利は、彼らの側にある。


祖母・アイ子(樹木希林)から、ツナグを引き継ぐため
見習いとして働く高校生・歩美(松坂桃李)は、
三組の再会に立ち会うことになる・・・




これまた、下書き保存でしばらく放置(汗)。
とりあえず、6月上旬に見たんだよとの覚書程度。








三組の再会。

病で死んだ母(八千草薫)に会いたいと願うのは、
告知しなかったことでおばあちゃん子だった息子と
上手くいかなくなってしまった土谷(遠藤憲一)。

歩美と同じ高校へ通う嵐(橋本愛)は、同じ演劇部に所属し、
事故死してしまった親友・御園(大野いと)との再会を望む。

サラリーマン土谷(佐藤隆太)は、7年前、
婚約直後に姿を消した婚約者キラリ(桐谷美玲)と・・・。



一番切なかったのは、三組目かな。
行方不明者と再会できるということは、
死を受け入れることだから。

それでも最後に、ほっこりと。
大切なものを手に入れる土谷。



二組目は・・・。
後味の悪さが残る再会だった。

死者と会いたい理由は、
淋しさだったり愛情ばかりではない。

それでも、再会することによって、嵐は先に進める。
彼女は友を裏切ったけど、殺したわけではなかったから。



残された者が、自分の心の折り合いをつけること。
悲しみから一歩を踏み出すために必要な、再会。

それを見届ける歩美もまた、両親の死を、
『こういうことだったのだろう』と受け入れる。

真実は、やはり、解らないままだけど。
大切なのは、残された人がどう受け取るか。

そのために必要なツナグなのかなぁ~、と。




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